東京国立博物館「皇室の名宝 2期」

上野の東京国立博物館に天皇御即位20年記念 特別展「皇室の名宝-日本美の華-」2期~正倉院宝物と書・絵巻の名品~を見に行きました。

皇室の名宝の人気はものすごく、会場への入館規制で20分待ち、やっと館内に入ると、
館内は人、人でごった返していました。古墳時代の銅鐸や鏡が展示してある最初の部屋は特に混み具合がすごく、展示ガラスの前に4~5重に人が重なって展示物を見るどころか、足に力を入れておかないと押しつぶされそうでした。
土日は一日1万人を突破する来館者があるそうです。

正倉院の宝物、聖徳太子像、小野道風、紀貫之、藤原定家、更級日記、春日権現験記絵、蒙古襲来絵詞、源氏物語図屏風 等々・・・
詳細はこのホームページで:
http://www.tnm.go.jp/jp/

なんだか昔習った教科書を紐解くような感じで、懐かしく本物を目にしました。

帰りに春と秋の2回だけ解放の庭園を散策しました。丸山応挙の障壁画も見れました。

 

右下の四角に矢印のボタンを押すと全画面スライドショーがはじまります。

また、その横の三角矢印ボタンを押すとこの画面でスライドショーがはじまります。

1.「国立博物館」
平成館の入口の展覧会の看板です。
ここから20分待ちの入場制限の行列が続いています。
天気が良くてさわやかな環境の中なのでそう苦にもなりませんでした

2.「螺鈿紫檀阮咸」(らでんしたんのげんかん)
聖武天皇遺愛の品。阮咸は日本ではこれ1点のみの楽器です。
螺鈿と琥珀がそれは見事でした。

3.「春日権現験記絵」
大工職人の場面。くるっと曲がったかんなの小さな削りかすの表現に感心しました。
上部では男たちが一杯やって、その左には乞食がお椀をもって物乞いをしている。
他の絵では、山々に雪が積もっているところの雪の質感描写が見事でした!

4.「蒙古襲来絵詞」
竹崎季長の奮闘記。恩賞が少ないために、自分の武功を描かせて恩賞アップを実現したそうです。
日本人の鎧兜、馬の描写、その勇猛さの表現がすばらしかったです。

5.「源氏物語図屏風」
源氏物語の各巻があざやかな色彩で金色のバックに映えています。
特に、緑と赤のコントラストの鮮やかさには息をのみます。
どうして退色もせず、今日まで残ったのか不思議です。

6.庭園

博物館の本館北側に広がる庭園です。
池を中心に5棟の茶室(小堀遠州が建てた茶室も有)が移築されて配置されています。
紅葉と落葉を楽しみました。